大規模スト勃発

あっという間に2018年も半分が過ぎました。


その丁度半分が終わる6月末日、当社で大規模ストが勃発しました!

朝起きたら、誰も働いていない・・・(驚)


こんなことになったきっかけは、その前日にアナウンスした給与形態の変更でした。

フィリピンでは給料は最低半月ごとの月2回は渡さなくてはなりません。(みんな金使いが荒いからネ・・・)月2回以上であれば4回だろうと10回だろうと何回でも良いので、毎週日曜日に支給する会社も沢山あります。


うちは基本的に半月ごとの月2回支給していました。
例えば1〜15日分を毎月15日に、15〜月末日分を月末日に払うという形にしてきたのですが、それだと給料日の翌日から仕事に来なくなる輩がいるのです。
なので、1〜15日分を20日に、15〜月末日分を翌月5日に支給するという形に変えると発表したところ、ほぼその日暮らしの彼らは、「5日も給料待てない!!給料日までに働いた分をきちんと払ってくれなきゃ(つまり1〜5日とかまでは働いてもその分の給料は後回しになるので、非常に損をした気になるらしい)もう働かない!!!」となったのです(驚愕)


まぁそのほかにも多少の不満はあったようですが、話し合いで解決できることばかりでした。結局ストも午前中で収まり、午後からみんな通常通り働きだしたので、何もストライキまでしなくても・・・という感じだったのですが、そうまでしなければ聞いてもらえないと思わせる何かが私たちの側にもあったのだと思います。


ただ、非常に残念だったのはマネージャーとして他の従業員よりはるかに高い給料を払っていた中間管理職の男性従業員が、今回完全に従業員側について一緒になってストライキを行い、私たちと従業員側の仲介役になるといったマネージャーとしての機能を全く果たしていなかったこと、またそれができるような器ではないことがはっきりと分かったことでした。
何のために高い給料を払ってきたのかと思ったら、自分達が情けなくなるほどでした。



今回のことからは私たちも多くのことを学んだので、今後はこんな大規模スト(うちにとっては大規模でした。笑)が起きないように、マネージャー以外の従業員とのコミュニケーションももっと密にとっていかないといけないと痛感した出来事でした。