クラウドファンディング終了とその後の経過報告
皆様、こんにちは!
前々回のブログに書かせて頂いたクラウドファンディングですが、なんと最終的に目標金額を大幅に超える300万円ものご支援が集まりました!!
本当に感謝の気持ちしかありません。
旧知の方々は元より、これをきっかけに初めてお知り合いになれた方々からもご支援や今後につながるお話を頂くことができ、本当に貴重な経験となりました。
ラジオ番組への出演依頼や雑誌・新聞の取材依頼などもきて、それもまた悟空妻にとっては楽しい経験でした。(お釈迦夫にとってはやや苦痛だったようですが。笑)
クラウドファンディングは1/22に終了しましたが、頂いたご支援金がReadyforから振り込まれたのは3月だったので、それから工事が再開されました。
現在は外装と2階内装がほぼ終わり、1階の内装を残すのみとなっています。
このまま順調にいけば(そうは言っても、なかなか順調にいかないのがフィリピンですが(-_-;))、何とか予定通り5月末には完成!→6月にリターン発送 ができそうです
今回のことで、私達のやっていることが多くの方々に応援して頂けることだったのだと実感することができました。
これからもフィリピンで地道に頑張っていくことこそが、今回応援して頂けた方々への一番の恩返しになると信じて、引き続き頑張っていきます。
どうぞこれからも温かく見守ってください!!!
年末のご挨拶
様々なことがあった2020年もあと残りわずかになりました。
今年は予想もしないことが起こり、私共を含め多くの人たちにとっても忘れられない一年になったのではないかと思います。
このような時期にクラウドファンディングを立ち上げることに正直迷いもありましたが、クラウドファンディングを通じて多くの方々からご連絡を頂いたりして、人の優しさに触れ、人のつながりの有難みを感じました。本当にやってよかったです。
色々大変な年でしたが、最後はこんな風に感謝の気持ちで終えることができて本当に幸せに思います。
日本はすごい寒波がきているそうですが、皆様どうぞ風邪などひかないように気をつけて、良いお年をお迎えください。
まだまだ未熟な私達ですが、来年からも引き続きどうぞ宜しくお願い致します!
クラウドファンディング挑戦中!!!
日本もついに感染者数が爆発的に増えてきました。
猛威をふるい続けるコロナウィルス、全く終息する気配がありません。
多くの方々が影響を受けている中、うちも例外ではありませんでした。
新しい乳加工場の建設を頼んでいた業者が経営不振に陥り、工事がストップしてしまったのです。。。
そこで、お釈迦夫とも相談した結果、今回初めてクラウドファンディングに挑戦してみることにしました。
一体どれくらいの方にご支援いただけるか全くわかりませんし不安もありますが、何事もやってみなければわかりません。
こちらがURLになります↓↓
https://readyfor.jp/projects/kefseftinc
応援、宜しくお願い致します!!!!
コロナが教えてくれたこと
なかなか終息しないコロナ、年内いっぱいは続きそうですね。
今の悟空妻の目下の悩みはチビお釈迦とチビ悟空の学校です。
フィリピンでは今年のスクールイヤーは全部オンラインになる、と。
そこまではまぁ仕方ないのかなとも思うのですが、「授業は1日1コマで40分間のみ」と。(驚愕)
え、本気で言ってる???
何もやらないよりはマシだけど、そんなんじゃ学校ないのと同然じゃない?と思ってしまうのは悟空妻だけでしょうか?そんなことないよね(泣)
でももうずっとこっちでやっていくと決めている私たちにとって、日本に帰国するという選択肢はないですし、子供たちだけ日本にという選択肢もない・・・というか、そんなの悟空妻が耐えられない(落涙)
チビお釈迦とチビ悟空の顔を毎日見られないなんて考えるだけで・・・OTZ
だったら一年くらい勉強遅れてもいいよ!!
もっと大事なものが他にあるさ!!!!
というわけでこのコロナ、様々な試練を与えてくれていますが、その反面すごく大事なことが見えてきたような気も悟空妻はしています。
実はこの事業を始めるとき、「フィリピンで酪農をする」なんて突拍子もないことを考えるのは私たちくらいだよなぁと、ちょっぴり恥ずかしい気もしていたのです。
色んな人から「絶対失敗する」とか言われていたこともあり、自分でもどこかで「失敗したら恥ずかしい」という気持ちもあって、あまり日本にいる友人たちにも言えませんでした。言ったのは、始めてから数年後の事業がだいぶ落ち着いてきてからでした。
その後もなかなか思ったように事業を拡大することができず、もどかしい思いをしていました。
いつまでこんな小規模のままやっているんだろう?
「牛は何頭いるんですか?」と聞かれるたびにちょっと答えるのが恥ずかしかったり、もっと大手と取引がしたいと欲をかいて焦ってみたりしていたのです。
そんな中で、コロナの影響によるマニラの閉鎖が起こりました。
当社のお客様のほとんどはマニラにいらっしゃいます。
配達ができなくなるかもしれない、もしかしたら閉鎖中は全く収入がなくなるかもしれないー。
うちは生き延びられるんだろうか?
そう考えたら、夜も眠れなかったのを覚えています(でも気がついたら朝だったので、きっと寝落ちしていたのだと思いますが。笑)。
閉鎖から数日が経ち、「食料品の配達は問題なく行える」ということがわかってきました。
傾向として、うちの乳製品は飲食店などで使うには価格が高すぎることやそのような場所ではあまり売れない(カフェやレストランで販売してもらってもあまり売り上げが伸びなかったのです)ということもあり、もともと飲食店さんとはあまり取引がありませんでした。
メインは五つ星ホテルにアイスクリームをおろしているアイスクリーム屋さんと各食材店さん、個人宅への宅配でした。
お釈迦夫と話し合い、開いている食材店さんと個人宅への宅配から再開することに。
するとこの個人宅への宅配がこのような時期には非常に需要が高く、驚異的な伸びをみせたのです。このおかげで売り上げがおちるどころかグングン上がり、無事にこの危機を乗り越えることができました。そして、お客様にもすごく喜んで頂けました。
このことを目の当たりにしたときに、今までやってきたことは決して間違っていなかったと、今までやってきたことの積み重ねが今に繋がっているのだと実感しました。
そしてこのような状況の中でもうちの従業員の誰一人も解雇することなく、その生活を守ることができたことは自分の中でもすごく大きな自信につながりました。
自分はやりたいことを生業にして、お客様にもこんなに必要とされて喜んでもらえて、こんなに幸せなことはない、と。
事業規模の大小なんてどうでもいいじゃないか、もっと自分達がやっていることに誇りや自信を持ってもいいんじゃないだろうかと、そんなふうに思えるようになったのです。
そしてやっぱり自分たちにはこれしかないと、これからもずっとここフィリピンで酪農を続けていくんだと改めて思ったのです。
こんなに大事なことに気づけたことに、今は感謝の気持ちでいっぱいです。
だからコロナよ、もうそろそろ退散していいですよ!><;
ロックダウンももう終わる・・・
でもフィリピンだから、「ロックダウン終わったー♪」とか言ってみんなどんちゃん騒ぎ→感染爆発→再度ロックダウン という流れになるのが目に見えるようです(笑)
まだまだ危なそうだからしばらくは家で大人しくしていましょう・・・とは言ってもこういう状況になってみて分かったのですが、実は牛も含め私たち家族の生活はロックダウン前も後も、
ほっとんど変わらないんです(爆)
別にそんなに旅行に行っていたわけでもないし(牛がいるからね)
別にそんなに外食していたわけでもないし(近所にそんなに美味しいレストランもないからね)
別にお釈迦夫は働きに行っていたわけでもないし(自営業だからね)
STAY HOME!!
と声高に叫ばれる前からしっかり実践していたようで(笑)
困ったのは美容院に行けないことくらいでした。でもそれもなじみの所ならあらかじめ頼んでおいて、そのときだけちょっとやってもらうとか方法はいくらでもありそうでした。
幸い仕事上もそんなに困らずに済んでいます。
マニラ閉鎖直後は、閉鎖期間中は売り上げがゼロになるかもしれないという最悪の事態が頭に浮かびましたが、そうならずに済んでいるのは本当にラッキーなことだと思います。
悟空妻にとっては、閉鎖期間中のほうが
道は空いているし(バスやジプニー、トライシクルがないからね)
夜は静かだし(夜間外出禁止だからね)
何よりも、
何よりも、
物が盗まれなくて良い!!!!(検問だらけだからね)
終わらなくてもいいよ、ロックダウン(笑)
憂鬱な幕開け
大変遅ればせながら、、、明けましておめでとうございます(笑)
前回の記事で、牧場を移転したことを書きましたが、移転時には5人のスタッフが以前の場所から付いてきてくれました。
それから早4ヶ月半が経ち、、、
今はオリジナルメンバーは2人しか残っていません(爆)
日本では考えられない状況ですが、こちらは本当に従業員の入れ替わりが激しい。。。同じ所に1〜2年も勤めたらもうベテランみたいな感じになります。
あまり皆、仕事にしがみつかないんですね。
以前も書きましたが、ちょっと気に入らないことがあるとすぐ辞めると言い出す、自分が悪いことをしたから怒られたのに不貞腐れて働かない等々、現地の人を使うのは本当に難しいなと痛感しています。
最近、さらに追い討ちをかけられるかのような出来事がありました。(はい、ここからが本題ですよ〜。笑)
新しい場所に移転して1ヶ月半後位に、cctvカメラを取り付けました。以前の場所でも付けていたのですが、それを取り外して持ってきて、設置しなおしたのです。
それからと言うもの、いやに停電が多くなったのです。停電するとcctvカメラの記録が途絶えます。牧場や敷地内で誰が何をしていてもわかりません。
犯人の狙いはココだったのですね。
つまり、無理矢理停電を引き起こして、カメラを録画不可にさせておいて悪事を働く。
その悪事とは、ズバリ
餌の横流し!!(仕事をサボるとかもあるけど。)
もう完全なる内部犯行で、ホントいやになっちゃうのですがこんなことが行なわれていました。
しかも私達の目を誤魔化すための偽餌まで用意して、停電させている数分間の間に、偽餌とすり替え→バイクに乗って取りに来た買い手に餌を受け渡す、というやり方。
こちらが問題の偽餌 。見た目は本物の餌っぽく見えるようにわざわざ上部を縫い付けてある。↓
でも中身は籾殻、、、↓
停電させるのもかなり無茶苦茶なやり方をしており、なんと電気のメーターを無理やり取り外して停電させていました(驚愕)
通常、電気のメーターは金属製の丸型の枠で固定されていて、容易には取り外せないようになっています。なんとその枠をスパナか何かで壊し、好きな時に取り外せるようにした上で停電を引き起こしていたのです。(メーターを外せば停電し、取り付ければまた電気がくる仕組みのため)
そこで電力会社に連絡し、丸型の枠を再度つけ直してもらうとともに、メーターを覆う鍵付きの箱を設置してもらいました。
これらの悪事が発覚したのは、現在牧場と同じ敷地内に乳加工場を建設中なのですが、その建設責任者がそっと教えてくれたことがキッカケです。
実際に関わっていたのは一部の従業員だけですが、全員知ってはいたと思います。でもフィリピン人は知っていても自分の身を守ることが第一なので、それによって雇用主には言ったり言わなかったりします。
基本的には言いつけたら、悪事を働いた本人から嫌がらせをされるので知っていても口をつぐみます。別に止めたりも、たしなめたりもしません(要は黙認する)。でも悪事がバレて「お前もグルだろう?!」とか問い詰められたら「いえ、犯人はAとBです」とか結構簡単に吐きます(苦笑)
今回の件に関わっていた従業員は、遅かれ早かれ全員辞めさせるつもりです。そうすると、以前の場所からのオリジナルメンバーはいなくなるのですが、、、!!やります。
こんなこと考えたくないのになぁ、、、心穏やかに日々を過ごしたい。。
何とも憂鬱な幕開けとなってしまった2020年ですが、まだまだ始まったばかり!!
良い年にできるように頑張ります!!
ひっさびさの更新!
驚くことに、前回の更新から一年以上が経ってしまいました。
「もうやめちゃった(廃業しちゃった)のかな?」と思っていらっしゃる方も多いかと思います。
ところがどっこい!(笑)
まだまだやっております!
しかも今年、幣社は大きな転機を迎え・・・
牧場を移転しました!!!
今までやっていた所が手狭になってきたことや借地であること、始めた当初に比べて近隣の開発が進み、だんだん酪農をしていく環境ではなくなってきたことなどが理由ですが、
今後もずっとフィリピンで酪農をやっていく!
という決断を二人で下した結果です。
もう永住路線まっしぐらです(笑)
というわけで、今年も本当に色々なことがありましたが(時間のあるときにまたゆっくり記事にしていくかもしれません)、また来年にむけて気持ちを新たにやっていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします!!!