頭痛解消?

先日こんな記事を書きましたが↓↓
http://d.hatena.ne.jp/cowple/20130323/1364021835


この運転手、またごねてきたのです。

しかも今度は今まで普通にやってきた製品の積み込みやサンデーマーケットでのお客様対応などを「自分は運転手であって、それらは自分の仕事じゃないから今後はやらない」と言い出しました。

この発言にかなり頭にきた悟空妻。まじでクビにしてやろうかとも思いましたが、こっちではクビにする場合、2回ほど文書で警告をだしたりしてからクビにしないと不当解雇で訴えられる可能性があるのです。
特に私達のような外国人の場合、訴えられたりしたらかなりやっかいなのでいくら気に食わないからと言っても即クビにはできません。。



要するに給料を固定制にされたのがそんなに気に食わないわけね、ということで、運転手の意向を受け入れる形で時間制にすることに。
しかし、固定制だった場合、8時間にしては多い給料を払っていた私達。(約9時間分ちょっとくらいの金額払っていました)
当然この運転手は固定制だったときの給料を基本給、残業代もそれを基準にした金額がつくと思っていたことでしょう。


しかし世の中そう甘くはありません。

悟空妻 「あなたはお給料を固定制じゃなくて、時間制で欲しいわけね。じゃ、今までの金額は払えないから、あなたが最初にうちで働き始めたときと同じ条件に戻しましょう」

運転手 「(えっ?みたいな顔)・・・」

彼がうちで働き始めた頃の条件に戻すと、給料は確かに時間制になりますが、毎回残業を1時間以上しないと固定制でもらっていた金額を稼ぐことはできません。


悟空妻 「この条件でなら、あなたの言うとおり、製品を車に積み込み始めた時間から最後帰ってくるまでの時間まで正確にカウントしてその分払うよ」

運転手 「でも自分はもう1年以上ここで働いているのに、お給料は上がらないんですか?」

悟空妻 「そうだね、今のところ同じままだね。(心の中→つーか、今後も絶対上げてなんかやるものか!冷遇しまくって「辞める」と言わせてやるわぃ。私にはむかったことをとことん後悔させてやる!!)」



私達が借りている土地のオーナーから以下のように言われていたことも、心強かったです。↓↓

土地のオーナー(製麺工場を経営しており、過去何回か従業員から訴えられた経験を持つ。こっちの従業員は割とすぐ訴えるので。。)「例え腹が立ったとしても決して君のほうからクビだとは言わないほうがいい。彼の方から「辞める」と言わせるか、別の運転手を探したほうがいいか?と聞いて「うん」と言わせるようにするべきだ。もし彼が今日にでも辞めるといってきても、配達に問題がないようにうちの運転手を貸してあげるし、すぐに新しい運転手を見つけてあげるから」




悟空妻 「あなたの言うとおり時間制に戻したんだから、仕事もこれまでと同じようにやってね。製品の積み込みもサンデーマーケットも。」

運転手 「それらは自分の仕事じゃない・・・」

悟空妻 「ううん、あなたの仕事の一部よ。できないなら私は他の人を探さないといけないんだけど?」

運転手 「日曜日は他の人を探してください」

悟空妻 「あぁ、そう。わかった。他の曜日はどうする?(心の中→おっ、この流れでいけばもしかしたら「辞める」って言うかも♪っていうか、日曜日が一番仕事楽だと思うんだけど・・・バカだねぇー^0^)」

運転手 「他の曜日は来ます。でも製品の積み込みには誰か助手を付けてください。」

悟空妻 「今そんな余分な人手はないからさ、あなたが一人でできないって言うなら私は他に一人でちゃんとできる人を探さないといけないんだけど??(心の中→ほら、さっさと「辞める」って言えよ!)」

運転手 「・・・」


結局、運転手はノソノソと自分で製品を積み込み、配達に行きました。
そして固定制のときよりも安くなった給料に悲壮感を漂わせながら帰っていきました。

彼の言う通りに給料を時間制にし、サンデーマーケットは別の運転手を使うことにしたので、もう当分ごねてはこないと思いますが、結果的にこれが本当に彼にとって得になったのかどうか。


そして悟空妻は今回のことで様々なことを学びました。
「固定制の給料」というのはこっちの人間にはなかなか受け入れられにくいということ、一旦雇ったらクビにしにくいのでなんとか「円満に辞めてもらう」形に持っていかなければならないこと、配達時間に疑わしい点がある場合には、1)到着時間とそこを出た時間を全て書かせ、配達先の人にサインをもらうようにする 2)なんならそれぞれの配達先までの走行距離も全て書かせる 



ここまでしなきゃダメなのかとも思いますが、きっとダメなのでしょう(笑)



・・・人を使うって本当に難しいっっっっ!!!><