待ったナシ!
無事牛が我が牧場に到着して、ホッとしたのも束の間―。
なんと1頭、もう分娩してしまいました!
トラックに載せて運んで来るときから「もうすぐ産みそうだな」とは思っていたのですが、こんなに早いとは(汗) 最低でも2週間以上は新しい環境に慣れさせる時間が欲しかったのですが・・・。
しかしそんな事を言っても、産んでしまったものは仕方ない。
こうなったら搾るのみです!!!
というわけで、予約しておいた搾乳機械を急いで引き取りに行ってきました。↓↓
ここフィリピンで唯一市販されている搾乳機械ですが、ご覧のように手押しのポータブルバケットミルカーです。(本当はミルカーとバケットは2つずつ付いているのですが、搾る牛が1頭なので今のところ片側しか使っていません。) 日本の搾乳機械と比べると品質も性能もやはりはるかに劣るのですが、その分値段も安いので仕方ありません。。
また、雑菌が入らないように搾乳時に牛の乳頭に付けるディッピング剤もフィリピンでは市販されていないので、成分を調べて材料を購入し、手作りすることに。↓↓
この薬液、主な成分はヨードチンキです。(醤油の空きボトルにいれたのですが、注意しないと本物の醤油と間違えてしまいそうです^^;)
こうしてバタバタながらも何とか乳を搾り始め、ここフィリピンで、ついに一酪農家としてのスタートを切りました。
これから、[2%程度]というこの国の牛乳自給率を少しでも上げていけるよう頑張ります!!