初乳豆腐

牛が到着して6日目。

頭目が分娩して、早3日が経ち、予想以上に早い展開に付いていくのがやっとだった私達もようやく落ち着いてきました。


産んだ牛は今のところ、一日5〜6Lの牛乳を出しています。
日本の牛と比べるとやはり少ないのですが、分娩直後であること、純血のホルスタイン種ではないこと、また日本のように栄養価の高い餌が手に入るわけではないこと等を考えると仕方ないのかなとも思います。


さて、日本では分娩してから5日以内の牛乳は、通常の牛乳と比べて成分が違い(主に蛋白が高い)、黄白色で加熱により凝固しやすいため等の理由により出荷できません。
でもそもそも牛の乳は子牛にやるために出るので、出荷できなくても子牛にやればいいわけですが、乳量が多いと余ってしまうのです。

そこで酪農家達の間で、その分娩後5日以内の牛乳(初乳と言いますが)を消費するためによく作られるのが「初乳豆腐」。

今回、私達も作ってみました♪

こちらが原料となる初乳です。わかりづらいかもしれませんが、通常の牛乳と比べてだいぶ黄色っぽいです↓↓

そしてこちらができあがり☆↓↓

何も混ぜず(初乳100%)、ただ加熱するだけでこんな風に固まるんですね〜。

味はとってもミルキー☆(当たり前ですが^^;)
そのまま食べてもいいですし、わさび醤油や青紫蘇ドレッシング等をつけて食べても美味しいです♪


牛が分娩した後の僅かな期間しか楽しめない、とっても贅沢な一品なのでした☆★☆