弱者の味方

突然ですが、フィリピンで商売をするということは、日々戦いの連続でもあります。
日本人の感覚からしたら、こちらは決して間違っていないのに、妥協せざるを得ないことや自分で自分を納得させるしかないことが、山ほどあります。



当社では、従業員全員にとある誓約書にサインをさせています。
その誓約書の内容は主に、1:無断欠勤をしたら罰金を課す 2:退職する場合には最低1か月前にその旨を伝える。怠った場合には罰金を課す という2点です。


これは無断欠勤をする従業員や、ちょっと気に入らないことがあるとすぐに「今日で辞めます」という従業員がとーーーーーーーーーーーーーっても多いからです。

代わりもいないのに急に辞められるとこちらも非常に困るので、特に2については重い罰金を課し、毎回の給料時に「貯金」という形でいくらかずつ強制的に貯金をさせ、急に辞める場合にはその貯金は罰金として没収する、それが嫌なら最低1か月は続けなさい。そうすれば貯金は辞める時にちゃんと返してあげるから、という形をとることにしました。


この効果は絶大で、「今日で辞めます」という従業員がかなり少なくなり(それでもまだいる。笑)、例えそう言っても「誓約書にサインしてるよね? 罰金があるから、貯金と今日までの給料は渡せないよ」というと1か月はちゃんと仕事を続けたり、はたまたその1か月のうちに冷静になり「やっぱり今後もここで働き続けたい」と言ってきたりするようになりました。



しかし、それでも中には本当にわからず屋がいて(というか、わかりたくないだけ?)、「もう今日で辞めたい。貯金も給料も今すぐくれ」といってゆずらない輩がいました。


「くれないのならバランガイ(日本でいう村役場のような所で、住民同士の揉め事があると皆まずはここへ駆け込む)へ行ってやる!!」というので、こちらも(本人の署名入りの書類を握っていることもあり)強気にでて「行きたければ行け!!」と言ってやったところ、本当にバランガイに駆け込まれました(爆)



数日後、バランガイのスタッフがやってきて「おたくの元従業員から、給料と貯金が未払いだという訴えがありまして・・・」というので、件の誓約書を見せ、本人の署名が入っていることを示したところ、バランガイスタッフも苦笑いし、「とりあえず一度バランガイ事務所の方に来てもらえませんか?訴えがあった以上、こちらも双方の言い分を聞いて書類を作成し、解決すれば書類にサインをして頂かなければならないのです。」というので、仕方なくお釈迦夫と共にバランガイ事務所に行くと、訴えた元従業員がバランガイスタッフと共に待っていました。



元従業員「給料と貯金をくれないんです」

悟空妻 「彼はこういう書類にサインしていて、罰金があるので給料も貯金も渡せません。というか足りないくらいなんです。」


何人かのバランガイスタッフが「ふむふむ」とばかりに書類を覗き込み、貯金や給料はいくらくらいあるのか聞いてきます。


元従業員 「マム達にとっては、はした金じゃないですか!」

悟空妻 「(そういう問題じゃないんだよ!!と思いつつ)あなたが罰金を払ってくれたら、貯金も給料も払うわよ」

元従業員 「地元に帰る交通費もないんですよ!?」

悟空妻 「(そんなの知ったことかよ!!と思いつつ)だから辞めるって言ったときに、貯金と給料が欲しいなら最低1か月は働けって言ったでしょう?それも嫌だと言って飛び出していったのはあなたじゃないの」


ここでバランガイスタッフが仲裁に入ります。
腕の見せどころです。


バランガイスタッフ 「あのね、私の考えでは、この元従業員がもっとひどい嫌がらせをしてくる前にこの場で解決しておいたほうがいいと思うの。半額くらい払うってことで、どう??」



何でそうなるの???


さらに信じられないような言葉が飛び出します。


バランガイスタッフ 「もうすぐクリスマスなんだし、ね?」



バランガイスタッフも多分元従業員が悪いということは分かっていたと思います(こう思って、自分を納得させたい悟空妻です)。

でも彼らは弁護士でも何でもないので、正しい方の味方ではないのです。 
かわいそうな方、弱い方の味方なのです。


そして、私たち日本人はここではやっぱり外国人で、「別に払える金額でしょ?交通費もないって言っているんだから、少しくらい渡してあげなさいよ」となるわけです。 

「例えどんなに少額でも、自分が納得できないお金は払いたくない」と思うのが日本人的感覚だと思います(というか少なくとも悟空妻やお釈迦夫はそうです)。
でも、ここでそれは通用しないのです。



結局、元従業員の地元までの交通費に毛がはえたような金額(←交通費だけ払おうとしたら「彼もお腹が空くから」と説得された)を支払い、一件落着となりました。



あ〜〜〜〜〜、頭にくる!!!!(怒)

大規模スト勃発

あっという間に2018年も半分が過ぎました。


その丁度半分が終わる6月末日、当社で大規模ストが勃発しました!

朝起きたら、誰も働いていない・・・(驚)


こんなことになったきっかけは、その前日にアナウンスした給与形態の変更でした。

フィリピンでは給料は最低半月ごとの月2回は渡さなくてはなりません。(みんな金使いが荒いからネ・・・)月2回以上であれば4回だろうと10回だろうと何回でも良いので、毎週日曜日に支給する会社も沢山あります。


うちは基本的に半月ごとの月2回支給していました。
例えば1〜15日分を毎月15日に、15〜月末日分を月末日に払うという形にしてきたのですが、それだと給料日の翌日から仕事に来なくなる輩がいるのです。
なので、1〜15日分を20日に、15〜月末日分を翌月5日に支給するという形に変えると発表したところ、ほぼその日暮らしの彼らは、「5日も給料待てない!!給料日までに働いた分をきちんと払ってくれなきゃ(つまり1〜5日とかまでは働いてもその分の給料は後回しになるので、非常に損をした気になるらしい)もう働かない!!!」となったのです(驚愕)


まぁそのほかにも多少の不満はあったようですが、話し合いで解決できることばかりでした。結局ストも午前中で収まり、午後からみんな通常通り働きだしたので、何もストライキまでしなくても・・・という感じだったのですが、そうまでしなければ聞いてもらえないと思わせる何かが私たちの側にもあったのだと思います。


ただ、非常に残念だったのはマネージャーとして他の従業員よりはるかに高い給料を払っていた中間管理職の男性従業員が、今回完全に従業員側について一緒になってストライキを行い、私たちと従業員側の仲介役になるといったマネージャーとしての機能を全く果たしていなかったこと、またそれができるような器ではないことがはっきりと分かったことでした。
何のために高い給料を払ってきたのかと思ったら、自分達が情けなくなるほどでした。



今回のことからは私たちも多くのことを学んだので、今後はこんな大規模スト(うちにとっては大規模でした。笑)が起きないように、マネージャー以外の従業員とのコミュニケーションももっと密にとっていかないといけないと痛感した出来事でした。

2017年 締めくくり

もうすぐ2017年も終わります。

今年もブログの更新頻度をあげることができませんでした。。

でも「無理なく長く」をモットーにやっていきますので、2018年もどうぞ宜しくお願い致します!!



この年末、配達車を新しくすることを決意し、三菱のL300を購入することにしました。

理由は今の配達車も6年以上経っていて、(事故ったりもして)何回も修理して結構ガタがきていたというのもありますが、何より大きかったのは「(フィリピンでは)来年から車両税が上がる」ということでした。

いくら上がるかは車種によって違うのですが、L300クラスで場合によっては最大20%くらい上がるのです。高級車は200%にもなるそうで、容易に買い替えることもできなくなりそうです。(高級車なんて買わないし、買えないケド)

で、この年末は駆け込み需要が増えているらしく、悟空妻達が車を見に行ったときもお店にはたくさんの人がいました。

悟空妻は、年内に購入を決意して頭金を払ってしまえば、例え車両が手元にくるのが来年になったとしても、価格は今年度のが適用されるのだと思っていました。 しかし、そこはフィリピン。そんなに甘くなかったようです。


三菱セールスマン 「いえ、例え頭金をお支払い頂いたとしても、価格は車両が手元に届いた時点のものが適用になります。」

悟空妻 「え、じゃあ車両が手元にくるのが来年なら、価格が上がるってこと?」

三菱セールスマン 「はい、そうなります」

悟空妻 「今この場で手続きを進めてもらったとして、年内に車両が手に入る確率って何%くらい??」

三菱セールスマン 「まだ12月初旬ですから、80−90%くらいの確率で今年中に手に入れられると思います。僕も頑張りますから」

悟空妻 「そう、じゃあそれで手続きを進めて。年内に手に入るように宜しく頼むわね」

三菱セールスマン 「はい。かしこまりました」



こうして無事契約をすませた数日後、早速件のセールスマンから電話がかかってきました。もう車が手に入ったのかと思いきや、なんと・・・


賄賂を要求されました。


三菱セールスマン 「マム、実は社内のある人に車が年内に手に入るよう手配してほしいと頼んだら、少しばかりのチップを要求されているんです。(←十中八九、作話。「ある人」は存在しない。)」

悟空妻 「・・・マネージャーと話せるかしら?」

三菱セールスマン 「今マネージャーは席を外しておりまして・・・」

悟空妻 「あ、そう。じゃ今日中にお店に行くわ。で、直接マネージャーと話すから」

三菱セールスマン 「え、何をマネージャーと話すんですか?」

悟空妻 「今貴方が私に対してしていることについてよ。問題じゃない、これって?」

三菱セールスマン 「いや、あの、その・・・マネージャーと話す必要はないですよ。僕が頑張って車両を手に入れますから」

悟空妻 「アンタ、契約時に年内に車両が手に入る確率は80−90%だって言ったわよね? 今は何%よ?」

三菱セールスマン 「う〜ん・・・とにかく頑張りますので。」

悟空妻 「あ、そう。じゃあ私はこのこと旦那に話すから。そうしたら絶対旦那は怒ってお店に乗り込んでいくよ?マネージャーと話しに行くって言うよ?それでもいいの??」

三菱セールスマン 「そ、そんなことされたら僕はクビになってしまいます。。」

悟空妻 「(知るかよ、クビにでも何でもなっちまえ!と思いつつ)年内に手に入る確率、何%よ??」

三菱セールスマン 「100%、来週中にご用意させて頂きます」
悟空妻 「OK。もしそうじゃなかったら、マネージャーに話にいくからね。」

三菱セールスマン 「はい、わかりました。」

こうして無事、値上がりする前にL300を手に入れることができました。

車を買うのも、ここフィリピンでは一筋縄ではいきません!!笑


こうして年々自分がたくましくなっていくのを感じながら、一年の締めくくりブログとさせて頂きます。

それでは皆様、良いお年をお迎えください♪♪

来年もどうぞよろしくお願い致します!!!

配達車、当てられる

またまた配達車にトラブルが起こりました。


今回は止まっていたところ、いきなりバックしてきた車にぶつかられたとのことでした。相手は急いでいるからと言って、名前と携帯番号をうちの運転手に渡し、「修理代は全額払う」と言い残して去って行ったとのことでした。


ドライブレコーダーで確認すると、ややガッチリ体型の坊主頭の男性とうちの運転手がぶつけられた後に、何やら言い合っているのが写っていました。



車を見てみると、うちの車も結構古いし、所々傷付いているので、最初は正直言ってどこをぶつけられたのか分からないくらいでした。まぁ、よ〜く見たらちょっと傷付いているかもねぇという程度でしたが、ダメもとでも何でも(こっちは「弁償する」なんて言っていても、実際に弁償してもらえることはほとんど皆無なので)、言うべきことは言わないと!ということで、相手の携帯に連絡を入れたところ、どうも相手の口調がオカマさんっぽいのです。

後で運転手に確認したところ、「はい、彼はゲイでした」



日本ではLGBTの方はそれを隠していたりする場合が多いので、新宿二丁目界隈でしかあまり見かけないような印象がありますが、ここフィリピンではみんな別にそれを隠さないので、どこにでもいるという感じです。オカマさんやオナベさんなどLGBTの方は、そういう格好や雰囲気丸出しで、会社や近所に普通にいるという状態。
また、周りもそれをあまり気にしていないですし、LGBTの方を呼ぶときに大声で「オカマー!」とか普通に叫んでいますので(笑)、LGBTに関しては、本人も周りも「LGBTだけど、それが何?」という感じなのでしょう。 
こんな感じですので、LGBTの方にとっては、日本よりもフィリピンの方がもしかしたら楽に生きられるかもしれません。




さて、本題に戻りましょう。

オカマさんは「修理代は全額払う」と約束してくれ、悟空妻は「うちの車はスズキの車だから、スズキに行って見積もりを取ってからまた連絡する」と言って、電話を切りました。ぶつかられたのが金曜日だったので、月曜日にスズキに行く予定であることも、併せて伝えてありました。

すると、翌日の土曜日もその次の日曜日も、月曜日の朝も、オカマさんから連絡がくるのです(驚)

内容はといえば・・・
「マァ〜ム、私はちゃ〜んとここに居て、逃げも隠れもしませんからねぇ〜〜♪」

「マァ〜ム、おはようございま〜す♪ 元気ですかー?」

「マァ〜ム、見積もりが出たら、いくらかちゃんと教えてくださいね。でないと、1分おきに電話しちゃいますよ〜〜〜、うふっ♪」

といった感じ。
一度面倒臭がってすぐに返信しないでいたら、本当に1分おきくらいに電話がかかってきたので、オカマさんからのテキストにはすぐに返信するよう心掛けるようになりました。(恐るべし!!!)


そして月曜日、なかばオカマさんに背中を押されるように向かったスズキで、目が飛び出そうなくらいバカ高い見積もり金額を提示されました。

オカマさんに連絡をすると・・・
「オーマイガァ〜ト!!><」


そりゃそうだよね、と思い、「別にスズキじゃなくても、別のところで部品を買って安い業者を探して修理してもいい。でもその場合は領収書は多分もらえないと思う」と言うと「全っっっっ然、オッケー!」とのことだったので、そうすることに。


そして別の業者で見積もりを取ったところ、スズキの3分の1くらいの値段でやってもらえることに☆★☆
その値段をオカマさんに告げたところ、非常に喜んで、なんとすぐにお金を振り込んでくれました(驚)


そして、「今後も連絡を取り合ったりして、お友達でいたい」と言われたので「もちろん!」と快諾して、電話を切りました。


今回はぶつけられたとはいえ、怪我人もなく、きちんと修理代も払ってもらえたので本当にラッキーでした。

でも、もうこれ以上、ぶつかったりぶつかられたりがないことを祈ります!>人<

やはり日系企業 続き

前ブログからの続きです。

ついにエアコンが直る日が来るのかとウキウキして待っていたところ、なかなか訪問日時の連絡がありません。どうしたのかと催促のテキストを日本人マネージャーにいれたところ、電話がきて思いもよらない話をされました。

日本人マネージャー「コンプレッサーの在庫が確認できたので、すぐにそれを件の業者(超対応が遅く、2150ペソ請求してきた業者)に送りましたので、今日中にはそちらに伺って交換作業をさせて頂きます」

悟空妻「ちょっと待ってくださいよ。本部から技術者を送ってもらえるんじゃなかったんですか?」


この日本人マネージャーとの話の中で、今回の件とは別に、購入してから1年経たないくらいでエアコンの効きが悪くなったのでフリーヨンと呼ばれる冷却ガスを補充したという話をしたところ、「1年経たないうちにというのは短すぎるので、もしかしたら取り付け時のミスで、そのようなことが起こったのかも」という話がありました。取り付け時にきた業者と、今回の超対応の遅い業者が同一かどうかはもう忘れましたが、可能性としては十分あるわけですし、今回の対応をみても、とても信頼してまかせる気にはなりません。

日本人マネージャー「昨日お話ししたときには壁掛けエアコンだと思ったのでそう言いましたが、通常の窓枠にはめ込むような型のエアコンでは、本部の技術者は派遣できないんですよ」

悟空妻「そんな壁掛けだ、窓枠型だなんて、昨日は何も言わなかったじゃないですか。こちらはてっきり本部から技術者の方を派遣してもらえると思っていたし、今までの経過をみても、件の業者にはとても任せる気にはなれないですよ(怒)」

日本人マネージャー「・・・わかりました。。また対応を検討してご連絡させて頂きます・・・」


もはや日本人マネージャーを引っ張り出したからこそ、ここまで文句が言えるという状態ですが(でなければ、こんな文句言っても絶対無視されてずっとエアコンが直らないか、悔しい思いをしながらこっちが折れて件の業者に直してもらうかしかない)、本社にまで電話して文句を言ったのだから、もう納得できるまでとことんやってやる!という感じでした。


小1時間ほどで電話がかかってきました。

日本人マネージャー「悟空妻さんはエアコンをアベ○ソンさんでお買い求めになりましたよね?実はアベ○ソンさんはお抱えの業者がいて、そこに取り付けから修理から全ての対応をやらせているんですね。で、件の業者もそのお抱えの業者のうちの一つでして・・・。他の販売店さんでご購入頂いた場合には、パナソニックが認定した業者が行くのですが・・・。そこで今回は、悟空妻さんのご自宅の近くにあるパナソニックが認定した業者を伺わせるということで対応させて頂きたいのですが」


悟空妻「(うむ、このへんで許してやろうと思い)わかりました。ちなみにコンプレッサーなのですが、今日か明日には新しいものになるんですよね?ということは、そこからまた5年間の保証(コンプレッサーは5年保証だったので)ということで間違えないですか?」

日本人マネージャー「・・・いえ、エアコンをご購入頂いた日から5年間になります」

悟空妻「え?!なぜですか? コンプレッサーは新しいものになるんでしょう?」

日本人マネージャー「・・・ご購入日からとさせて頂いております・・・」

悟空妻「理解できません。なぜか説明してほしいのですが」

日本人マネージャー「・・・わかりました。持ち帰って、また検討させて頂きます」


持ち帰ってって、あなたオフィスにいるんちゃうの?!と思いつつ、連絡がくるのを待つことまた1時間ー。


日本人マネージャー「コンプレッサーなのですが、今回交換するものは保証期間内なので(コンプレッサー自体は無料なので)、ご購入頂いたものではありませんので、それに保証は付けられないということになります。よってエアコンをご購入頂いた日から、5年間ということにさせて頂きたいと思います。」

悟空妻「なるほど。わかりました」

日本人マネージャー「ちなみに今回の修理代なのですが(無料なのはコンプレッサーのみで、技術者の交通費、人件費等はこちら持ちのはずだった)、長らくお待たせしてしまって大変ご迷惑をおかけしてしまいましたので、お支払いは結構です」

悟空妻「えっ、いいんですか? 有難うございます」


翌日、早速パナソニックが認定した業者がやってきて、小1時間程でコンプレッサーを交換していきました。

今はエアコンの涼しい風に当たりながらこのブログを書いています。


ものすご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜く頭にくる思いもしましたが、自分のせいでもないのにきちんと謝罪し、真摯に対応してくださったパナソニックの日本人マネージャーさんに感謝します。



ただ、次回パナソニック製品を買うときには、絶対アベ○ソンでは買いませんがね!!(笑)

やはり日系企業

1年半ほど前に買ったパナソニックのエアコンが壊れてから、かれこれ2か月以上経ちますが、まだ直っていません(爆)

まぁフィリピンでは、こんなもんといえばこんなものなのですが、今回はあまりにも業者の対応に腹が立ったので、パナソニックフィリピン本社に電話して、日本人マネージャーに直接文句を言ってやりました(怒)


まず、エアコンが壊れたのがホーリーウィーク直前(←最悪のタイミング)。
「壊れているのはコンプレッサーで、保証期間内だからコンプレッサーを持ってこい」と言っても「まずチェックアップしないとダメ」と言ってゆずりません。

で、ようやくやってきたのは2週間以上経ってからでした。

「コンプレッサーが壊れているので(分かっているよ、そんなこと!という感じですが)、コンプレッサーを発注して、届いたらまた来ます」と言い残して帰って行き、それから連絡がきたのは3週間以上経った頃でした。


ようやくコンプレッサーを持ってやってくるのかと思いきや、「エアコンを買ったときの領収書の写しを送ってくれないとコンプレッサーの発注手続きができない」とぬかしてきました。
さらに「保証期間内なのでコンプレッサーはタダだけれど、人件費等で2150ペソかかります」とな・・・!!!

ここでついにブチ切れた悟空妻。

悟空妻「領収書って、今頃何言ってんの? チェックアップに来てから何週間たってると思ってんのよ?!」

業者「はい」

悟空妻「人件費で2150ペソってのも高すぎるんじゃない?!そんな値段なら、こっちで修理できる人探すから、コンプレッサーだけ届けなさいよ」

業者「いや、それはできません。うちの技術者がなおすという条件でしか、コンプレッサーは渡せないんです」

悟空妻「はぁ?そんなこと、保証書には一言も書いてないじゃないのよ? もういいわよ、パナソニック本社に電話するから番号と担当者教えなさいよ!」

業者「折り返し連絡します」


それっきり、連絡がとれなくなったため、怒りは更に心頭。


パナソニックめ、ふざけんなよ!とばかりにネットでホームページを検索すると、パナソニックフィリピン社の社長は日本人であることが分かり、さらに社長の写真まで掲載されていました。ここまで分かれば、文句を言わないテはありません。


でもいきなり電話して「社長を出せ!」というのもなんなので、とりあえず日本人マネージャーがいるか聞いて、いないって言われたら「社長を出せ」って言うことにしよう(←ここでちょっと冷静になった)、と決めて早速本社に電話をすることに。

現地スタッフ「はい、パナソニック本社カスタマーサービスです。」

悟空妻「そちらの日本人マネージャーと話したいのですが」

現地スタッフ「お名前とどのようなご用件かお聞きしてもよろしいでしょうか」

悟空妻「(名前を名乗り)私は日本人なのですが、お宅の製品のことでちょっと話したいのですよ」

現地スタッフ「お待ちください」

すぐに日本人マネージャーが電話にでてきました。(さすがパナソニック!)

悟空妻「これこれ、じかじかこういうわけで・・・さんざん待たされて・・・」

日本人マネージャー「申し訳ございません。」(さすが日本人!!)

悟空妻「でもって、2150ペソも請求されて・・・」

日本人マネージャー「えっ?!?! それは高いですね・・・!」

悟空妻「でしょう?!! だからコンプレッサーだけ寄越せって言ったらうちの技術者とセットじゃないとだめだって言うので、そんなこと一言も保証書には書いてないぞ!と言ってやったんです」

日本人マネージャー「・・・・」

悟空妻「で、本社に電話するから番号と担当者を教えろと言ったら、それっきり連絡が取れなくなったんです」

日本人マネージャー「誠に申し訳ございません。当社の落ち度ですので、業者の方にも確認の電話をして、また折り返しご連絡させて頂きます」


それから20分後くらいに、日本人マネージャーから連絡がありました。


日本人マネージャー「販売店の下請け業者のようでして、私共のほうからも連絡したのですが、ちょっと連絡がつかないので、またお待ち頂くのも申し訳ないので、本社の方から早ければ明日にでも技術者を派遣して修理致します」(さすが大手日系企業!!!)


さぁ〜〜〜〜〜〜〜〜、ついにエアコンが直る日が来るのか?!?!?!


乞うご期待!!!!!笑)

配達車、事故る。

先日、配達中の運転手から慌てた声で電話がかかってきました。

運転手「マム、事故ってしまいました!」

悟空妻「事故って、どういう事故なの?」

運転手「前の車が急に止まったので、ぶつかってしまいました!」



追突かよ・・・勘弁してよ(泣)




悟空妻「それで相手はどんな人で、何て言っているの?」

運転手「相手は老人で、道路わきにあった障害物に気を取られて止まった、と。警察官の息子が駆けつけてきて、今話し合いをしています」


息子が警察官・・・? やばいじゃんと思っていると、微妙に風向きが変わってきました。



悟空妻「こっちが悪いとか、修理代払えとか言ってないの?」

運転手「はい、自分も急に止まったからって。」

悟空妻「警察官の息子は何て?」

運転手「老人から話を聞いたみたいですが、どうも要領を得ないのか、自分は現場にいなかったから何とも言えないと言っています」

悟空妻「そんなに急停車だったの?向こうにも落ち度があったってこと?」

運転手「はい」

悟空妻「じゃあ、そこのところをしっかりと主張しなさい!」






すっかりしょげて帰ってきた運転手からドライブレコーダーメモリーカードを受け取り、事故状況を確認してみると・・・



いや、これ、完全にうちが悪いでしょ。。。

老人は別に急停車でも何でもなく・・・
なぜうちの運転手が止まれなかったのかわからない。
お前、わき見運転でもしていたんちゃう??と言いたくなるような映像が映し出されていました。




悟空妻「これ、本当に向こうは修理代払えって言ってこなかったの?」

運転手「はい。ぶつかられて驚いた、としか言っていませんでした」


ぶつかられて驚いたって・・・そりゃそーなんだろうけど(苦笑)



悟空妻「これ日本だったら100%こっちが悪いよ。修理代払えって言われなかっただけすごいラッキーだよ」

運転手「話し合ってもまとまらなくて、後日また話し合おうってことになって、電話番号を交換して別れました」

悟空妻「(さすがフィリピン人同士!と思いつつ)向こうから何か言ってくるまで、こっちからは何もしないほうがいいね」


今のところ、老人からも警察官の息子からも何の音沙汰もありません。

どうかこのまま、ずっと連絡がきませんよーーーーーーーーーに!!!!>人<