牛乳不足

またまた超久しぶりの更新になってしまいました。
こんな更新率の低いブログですが、どうぞ今年もよろしくお願い致します(←新年の挨拶も遅すぎですね・・・)。


さて、当社は今年に入ってからというもの、近年稀にみる牛乳不足に悩まされています。

というのも、乳牛のライフサイクルというのは「分娩」→「泌乳(&妊娠)」→「乾乳」→「分娩」に戻る というのを繰り返します。

分娩後は乳も沢山出ますが、日が経つにつれ、だんだん乳量も減ってきて、最終的には出なくなります。乳がでなくなってしまう前に、妊娠させて、次の分娩をさせなければなりません。


毎月のように妊娠牛がいて、毎月のようにお産があれば、生産量も一定に保てますが、なかなかそうもいかないのが現実です。

こちらで酪農を始めて、早3年半―。
わかったことは乾期(特に3〜5月)にかなり種が付きにくいこと。日本でも夏場(特に7〜8月)は種が付きづらく、秋口にかけて一斉に種が付いたりします。
暑熱対策として、大型扇風機を取り付けたりもしましたが、効果はイマイチだった気がします。

そして乾期を過ぎたあたりから種が付き始めるので、どうしてもお産がかたまりがちです。「乾乳」にする時期もほぼ一緒なので、どうしても生産量が減ってしまいます。今はそんな時期なのです。


そして、そんなときに限って、お客様から多くの注文を頂いたりして、本当に心苦しい限りです。
お店さんにも、何軒か牛乳を届けられずにいて、そちらのお客様にもご迷惑をおかけしています。



しかし2日程前に、ようやく1頭分娩しました☆
この牛を皮切に、来月・再来月、5月まで毎月のように分娩予定の牛がいます。
よって、少しずつですが牛乳不足も解消されていくことと思います。
何卒ご理解頂ければと思います。



今回、本当に心苦しい思いを何回もしましたが、それだけ多くの方にうちの牛乳をお飲み頂いているのだということ、愛されているのだということがよくわかって、励みにもなりました。

この気持ちを忘れずに、今年もまた一歩一歩着実に前進していきたいと思います。

今後とも、どうぞよろしくお願い致します!!!!!