後継牛が欲しいのに
皆様、お久しぶりです。
すっかり更新をさぼってしまいました(笑)
更新をさぼっている間に、2頭のモ〜娘が立て続けに子牛を産みました。
しかし、なんと2頭とも♂(爆爆)
悟空妻 「人工授精のタイミングが遅いのかな?」
(こんな説があります→発情の初期に人工授精した方が雌の生まれる確率が高い? http://www.tokachi-nosai.or.jp/gijutu/faq/usihannsyoku.html#q3)
お釈迦夫 「いや、とにかく妊娠させてさえくれれば、贅沢言わないから」
悟空妻 「あ、そう・・・」
フィリピン酪農1年目に、人工授精師としてあってはならないような繁殖成績を残してしまった悟空妻。
固く心に誓ったリベンジを、現在着々と果たしつつあります。
リベンジを果たす中で気が付いたことは、自家育成の重要性でした。
悟空妻が散々な繁殖成績を記録してしまったのは、全てモ〜娘1期生達です。
彼女たちは「妊娠8か月位」ということで他の牧場から買ってきましたが、うちの牧場にやってきてから1か月以内で全て分娩してしまいました。
乾期が終わった直後くらいに買ったこともあり、前の牧場で飼われていたときに餌が足りていなかったのでしょう。毛ヅヤも悪く、分娩後のボディコンディションの回復にも半年以上かかりました。これが今考えると、なかなか発情もこず、妊娠しにくかった最大の原因だと思われます。
移動のストレスもあったのでしょう。うちの牧場に着いてから3日で産まれてしまった子牛は死産でした。その後もせっかく産んだ子牛を親牛が踏みつけて死なせてしまうといった分娩時の悲しい事故がありました。
この教訓を生かして、早めにうちの牧場に移動させたモ〜娘2期生達は、うちの牧場に着いてから分娩するまでに1〜2か月間の猶予があり、おかげで2頭とも無事に元気な仔を産みました。産後の回復も早く、発情もきちんときて、分娩後2〜3か月程度で妊娠させることができました。
もしも産まれたときからうちの牧場で育てていれば(自家育成していれば)、きっともっと早く、もっと大きく育っていただろうと思います。実際うちの牧場に来てから、モ〜娘たちはさらに成長し、来たときに比べて3回りくらい大きくなります。
また自家育成ならば、分娩直前に場所を移動させるといった、牛に負担をかけるようなこともしなくてすむようになります。
また、バイオセキュリティの問題もあります。他の牧場から牛を買ってくるということは、その牛がどんな菌を持っているかわからないというリスクが常につきまといます。そのようなリスクを回避できるということも大きいです。
ちょっと小難しい話になりましたが、そんなわけで悟空妻が人工授精をして産まれた雌子牛は全てうちの牧場で後継牛として育てていこうと思っているのですが、肝心の雌子牛ちゃんがちっとも生まれてくれません(泣)
今朝2頭目のモ〜娘が雄子牛を産んだのを確認して、あまりのショックにアップする写真すら撮り忘れてしまいました。。(もし希望があれば後日アップしまふ。。はぁ。。。)
今度うちのモ〜娘が子牛を産むのは来年3月・・・
自家育成への道は、まだまだ遠し!!!!!!!!!!!!!!!><