ご近所付き合い

乾期が始まり、敷地内の草だけではモ〜娘達のお腹を満たすには不十分になってきました。

空腹では乳もあまり出ません。
お腹いっぱい食べさせるために従業員Rに外に草を刈りに行かせていたところ、乳加工兼メイドのEが「マム、私がよく行くサリサリストア(小売店)の女の人が草を刈るなら近くで良い所があるって教えてくれました」と言ってきました。


早速Rに場所を聞きに行かせ、そこに刈りに行くよう頼んだところ、その場所は広い養豚場の敷地内だとのこと。

R 「すごく広くて、草も沢山生えてる良い場所でした」

そりゃ何より♪ということで、草を刈りに行ったついでに挨拶代わりに牛乳をオーナーに渡してくるように頼みました。

その直後―

R 「マム、オーナーが話がしたいって言って待っています」

悟空妻 「話? 何の??」

R 「わかりません・・・とにかく養豚場で待っています」


お釈迦夫 「話してくればいいじゃないか」

悟空妻 「何か文句言われたらどうしよう・・・?」

お釈迦夫 「言われないだろう、許可もらってやってるのに。もし言われたって、やめればいいだけの話じゃないか。」

悟空妻 「まぁそうだけど」

お釈迦夫 「俺も行くよ。何か面白い情報が得られるかもしれないし」

悟空妻 「あ、ほんと?(良かった♪)」


例え言葉が話せなくても、こんなとき一緒に来てくれるのと来てくれないのとでは大違いです。


というわけで、連れだってオーナーの待つ養豚場へ。


到着するなり、満面の笑みで私達を迎えてくれたオーナー。非常に好意的です☆

オーナー 「やぁ、牛乳とチーズをどうも有難う。僕は普段牛乳はあまり飲まないんだけど、君達の牛乳はとても美味しかったよ。チーズもこの辺で売っているものとは違うね。」

悟空妻 「どうも有難うございます。」

オーナー 「それに草を刈ってもらえるのもとても助かるんだ」

悟空妻 「そうですか。うちは牛に必要なんで、近くで刈れて助かります」


まさに持ちつ持たれつ、という感じでした。

養豚場はとても広く、新しくはありませんが清潔感のある施設でした。

一通り場内を案内してもらい、お礼にと場内に生えている木になっているスターアップルの実と、イケス(←なぜか場内にあった)から目の前で釣ってくれた魚をもらいました☆ ↓↓



オーナー 「午前中なら日曜日以外は毎日いるから、またいつでもいらっしゃい」

悟空妻 「有難うございます。うちにも良かったら来てください」



こうして最初の不安はどこへやら―ルンルンで帰宅した悟空妻♪
魚は2人で食べるには大きすぎるので、従業員達と分け合いました。



やはり夫婦共に日本人なので、地元の人達に色々と協力してもらったり、守ってもらうことは不可欠です。
日本では近所付き合いなんてあまりしませんでしたが、こちらで地元の人達と持ちつ持たれつの関係で、うまくご近所付き合いをしていけたらいいなと思いました。