うちの仕事

先日運転手と2人だけでの配達を無事に終えたA.

特に大きな問題もなく予想外の頑張りまでみせてくれたため、3月から本格的に任せても大丈夫そうだわ♪と胸を撫で下ろしていた今日この頃― またもA絡み(←最近登場回数が多いですが)でちょっとした出来事が起こりました。


A 「マム、今日は半日で帰らせてほしいんです」

悟空妻 「なんで?(Aは前にもこんな風に突然当日になって半日で帰りたいと言い出したことがありました。その時は家の引っ越しとのことだったので渋々認めましたが)」

A 「兄の誕生日パーティーで、たくさんお客さんが来るので・・・」


信じられないと思いますが、こっちはこんな理由でいとも簡単に仕事を休もうとし、周りもそれを「仕方ないこと」として容認する傾向があります。(例え公務員でも自分の誕生日は休むことが普通に認められています。) これもお国柄でしょうか。。



これに対して、珍しくお釈迦夫が怒りました。(←日本人なら当たり前?)

お釈迦夫 「そんな理由で仕事を休むようなら辞めていいって言え。うちは普通の仕事とは違うんだから」


そう、うちは生き物相手なので盆暮れ正月でも関係なく仕事です。
朝も早いし、何かあれば夜中だって働かなければなりません。
従業員のお休みも、土日ではなく全員平日休みです。
以前、従業員のRが「家族との時間を持ちたいから、休みを日曜日にしてほしい」と言ってきたことがありましたが、「うちは日曜日だからといって休める仕事じゃない。日曜日に休みたいと言うならうちでは雇えない」と言って突き放したこともあります。(結局Rは「休みは日曜じゃなくていい」と言ってくれたので、今でも平日休みで働いています)




今回は珍しくお釈迦夫が怒っているので、Aのことは悟空妻がやんわりと諭すことに。(お釈迦夫が怒った場合は悟空妻がなだめ、悟空妻がキレた場合はお釈迦夫がたしなめるのが常。後者のパターンが圧倒的に多いですが^^;)


悟空妻 「今日はやってほしいこともあるから、きちんといつも通り働きなさい。」

A 「わかりました・・・」

悟空妻 「わかっていると思うけど、うちの仕事は生き物相手なんだから土曜も日曜もクリスマスもお正月も関係ないの。従業員のRだってクリスマスも自分の誕生日も関係なく働いている。うちはそういう仕事なの。もしも日曜日やクリスマスにお休みが欲しいなら、そういう仕事を探しなさい。それはA自身が決めることだよ。」

A 「・・・わかりました。そういうときに休めなくてもいいです」

悟空妻 「・・・(あまりに即答してくれたので、「あ、そう?」という感じ) それから、これからは決められたお休み以外でどうしても休みが必要なときは当日じゃなくて事前に言うようにしてね。」




家族を大事にしたり、休暇をエンジョイすることもとても大切なこと。でも生活の基盤となる仕事を(こっちは無職の人が多いから仕事を休むことに抵抗感がないのかもしれませんが)きちんとやってからにしようね、と。
そして、その職場としてうちを選んだからには生き物相手の仕事なのだということをきちんと理解して欲しい。 そしてもっと言うなら「牛達に食べさせてもらっているんだ」という気持ち、牛を大事にする気持ちを常に忘れずに持っていて欲しいと思います。


ちなみに、悟空妻はこの日記でこっちの人が怠け者だとか言いたいわけでは決してありません。まだ数少ないですが、何人か雇ってみて日々感じていることは「みんなよく働く」です。 多少根気がいる場合もあるけれど、きちんと教えれば仕事もちゃんとやってくれます。ただ、見ていないと手を抜く傾向があるようなので(今のところいつも大体見ているのでまだよくわからない)気を付けないといけませんが。


でも一つだけ言えることは、「それなりに働き者じゃないとうちの仕事は勤まらない」ということでしょうか・・・ね(笑)