餌の話

2ヶ月程前からメイド兼乳加工助手としてうちで働き始めたE(55歳・女性)に「サー(←Sir:お釈迦夫のこと)は優しいけれどマム(←Mam:悟空妻のこと)は性格がきついです」と言われ、地味に凹み気味の悟空妻です。(まぁ、凹んだところでこの性格が直るわけではないのですが^^;)


お釈迦夫から「仕事を[させてやっている]と思うな、[やってもらっている]と思って接しろ」という素晴らしい教えを賜ったものの、いまいちピンとこない今日この頃。。皆様、いかがお過ごしでしょうか?



今日は餌の話をしたいと思います。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、うちの牛乳は始めた当初に比べたら随分味が変わったと思います。
牛乳の味に影響するのは、牛の品種・気候・牛のホルモンバランス・牛乳の殺菌方法等々本当に様々な要因があるのですが、もちろん餌も重要な要因の一つです。


始めた当初は、青草、稲わら、配合飼料、ビタミン、ミネラルのみしかやっていませんでした。 もちろんこれだけでも牛は飼えるし、その当時はあまりツテもなかったのでどこでどんな餌が入手できるのかもよくわからなかったのです。

ちなみにこちらが配合飼料(Gromax製)です↓↓


それから2ヶ月位して、近くでマッシュコーンを買える所を見つけてやり始めました。(本当はこんなに粉々じゃなくて、もう少し粒状のものが良かったのですが、まったく潰してないか粉々かのどちらかしかなかったので仕方なく粉々の方を選びました・・・)↓↓





で、最近新たに加わったのがコレ↓↓

何だと思いますか?

実はこれ、製麺工場からでる麺粕(ビーフン粕)なんです。

主成分はコーンスターチ・塩・ミネラル水。

入手先は私達が借りている土地のオーナーが経営する製麺工場です。(まさに「灯台もと暗し」という感じですが^^;) オーナーはビーフンの他に広東麺も作っていたのでそっちの麺粕もやってみたのですが、広東麺は油で揚げてあったため、牛達はその油が嫌だったようであまり食べませんでした。
でもこのビーフンは天日干しにしただけで油で揚げていないので、結構食いつきが良いのです☆ 


青草と稲わらは牛達が好きなときに食べられるようにいつも餌場に置いておき、配合飼料・マッシュコーン・ビーフン粕・ビタミン・ミネラルを混ぜたものを、朝・昼・夕方・寝る前と1日4回に分けてあげています。1日の給与量は決まっているのですが、それを1度にやろうとすると1回にあげる量が多すぎて、牛が消化不良を起こしてしまう可能性が高いからです。 
また、そうやってこまめに餌をやりながら牛を観察することで何か異常があったときにもすぐに気付くことができます。



牛を飼いはじめてから5か月―。
できることから少しずつ改良して、より美味しい乳製品をこれからも皆様にお届けしていきたいと思います。


そして、うちに来た牛達に少しでも幸せと思ってもらいたい。



ウシに優しく、ヒトに厳しい悟空妻なのでした(笑)