大どんでん返し

ここにきて、起きてしまいました・・・！！
予想だにしなかった事態、驚きの大展開、こんなはずじゃなかったのに！・・・的な出来事。

幸いにも今回は私共夫婦にとって、とても良い意味での大どんでん返しです。

土地が見つかり、その近くで家探しをしていた私達。

私達の計画は、牛を飼って牛乳を生産するだけでなく、牛乳を殺菌してボトル詰めをしたり、その牛乳からヨーグルトやチーズを作ったり・・・つまり生産・加工・流通までを一貫して自分達でやること。　
ここフィリピンで、皆さんに安心して飲んでもらえる牛乳を、喜んで食べてもらえる乳製品をオリジナルブランドで販売することです。

なので、家は加工場も兼ねられるくらいのなるべく広い物件を探していました。

そこにフィリピン人の知り合いからある貸し物件の話が舞い込んできました。
「僕の家内がエアロビクスで知り合った友達なんだけれど、製麺工場をやっていて、敷地内に１件空き家がある。良い所だから見にきてごらん」

というわけで、見に行ってみると広い敷地内にオーナーの大きな家とその隣にちょっと小さめだけれど、２人で住むには十分な広さの小洒落た家が建っていました。中も綺麗です☆

悟空妻「うーん、住むにはいいんですけれど、私達、乳加工もやりたいんでそのスペースがないですよね・・・？」

オーナー「大丈夫！　さあ、君達の加工プラントになる場所へレッツゴー！！」

お釈迦夫・悟空妻「へっ？！？！？！」

話がよく呑み込めないまま、オーナーの後をついていくと製麺工場の中へ案内されました。

オーナー「ここの一部を区切ってプラントにすればいい。実はメイン工場はあっちにある建物で（同じ敷地内の別の建物を指しながら）、ここはあまり使っていないから君達の好きなだけ使っていいよ」

いや、こんなには要らないんですけれど・・・というくらいの広いスペース＠＠

さらにさらにこんな申し出が・・・！！

オーナー「それにここの敷地内には空き地もあるから、そこで牛を飼ってもいい。同じ敷地内に牛がいた方が安全だし、君達にとってもいいんじゃないだろうか」

確かに牧場・プラント・家が同じ敷地内にあれば言うことはありません。

問題はお値段。。
「土地はあるから、とりあえず家とプラントを借りる」ということで話をしたところ、払えなくはないけれど少し高いな、という金額を言われました。

自他共に認めるケチな悟空妻。なんとかもう少しまけられないかと無い知恵を絞っていたところ、太陽政策が得意分野のお釈迦様が降臨しました。

お釈迦夫「それなら空いている土地を、今借りる予定の所と全く同じ条件で貸してくれるなら家とプラントにその金額払うって言ったらいい。その方が最終的には俺達にとって得になるよ」

今借りる予定の土地は「３年契約で１ヘクタール当たり年間数万円、３年間は値上げなし」という、マニラからの距離を考えたらかなり破格の「誰がそんな条件で日本人に貸してくれるの？」というくらいの契約内容になっています。　なんだったらフィリピン人にも驚かれるくらいの安さです（笑）

この条件を言ったところ、空いている土地を例え少額でも、お金を出して借りると言ったことがよっぽど嬉しかったのかオーナーは「オッケーオッケー！」と２つ返事で快諾！！　
そして何となく、なし崩し的に「家とプラントも３年間は値上げなし」ということに♪

こうなったら牧場もここでやることにして、今借りる予定のところはキャンセルするか、牧草でも植えるか・・・

ここにきて、牧場予定地が変わるという大展開を迎えた私達。

「家を探していたら、土地まで見つかった」という予想外の出来事に、最後まで気が抜けません！！！！！！