百聞は一見にしかず
(大変遅ればせながら・・・)
皆様、あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願い致します☆★☆
さて、今年にはいってから乳加工のスタッフを増やすことになった当社。
どちらも30代のNとYという子がきてくれることになりました。
Yは以前の仕事で配達業務をしたこともあり、英語もよく話せるので乳加工の他に悟空妻の代わりに配達にも行ってもらうことにし、Nは完全に乳加工等の内仕事をしてもらうことに。
Yよりも少しだけ早く働き始めたN。あまり英語が話せないこともあり、悟空妻が配達に行っている間、メイド兼乳加工担当として1年以上働いてくれているEに乳加工の仕方を教えておいてくれるよう頼みました。
数日が過ぎ・・・
悟空妻 「Nはどう?」
E 「OKです。ただ、彼女は一人で乳加工ができないって言うんです。」
悟空妻 「はぁ? どういうこと?? 一人でできなきゃ意味ないでしょ。」
E 「(牛乳を殺菌するときに使う)温度計が読めないんです。」
悟空妻 「?? それは目が悪いの? それとも読み方がわからないの?」
E 「読み方がわからないんです」
悟空妻 「そんなのEの教え方が悪いんじゃないの、もっとちゃんと教えなさいよ」
E 「いや、目が悪いみたいです・・・」
悟空妻 「どっちよ?(イラッ)」
E 「実践不足かも・・・」
悟空妻 「はぁ?! 一体もう何日やっているのよ??! しかも1日に最低3回は同じこと繰り返してるようなもんでしょ?!回数でいったらもう10回以上はやっているじゃないのよ! それなのに実践不足?!?! 甘ったれてんじゃないわよ!!!(←着火)」
E 「いや、読み方がわからない・・・」
悟空妻 「だからもっとちゃんと教えろって言ってるでしょ?!! 大体そんな難しいことやってるわけじゃないんだから、教え方が上手ければ1日でほぼ完ぺきになるわよ!! それなのにまだできないどころかその理由すらはっきりわからないってどういうこと?!!」
まさに「ふざけんな、アホタレ!!!」くらいの勢いでEを罵倒した悟空妻。
久しぶりに悟空妻にマジギレされたEはシュンとしていました。
この話を聞いたお釈迦夫。
お釈迦夫 「Eも可哀そうに・・・大体1日やそこらでみんなできるようになってたらこの国はもっと発展しているよ。フィリピン人はプライド高いっていうのに、そんなに怒鳴られて相当屈辱だっただろうに・・・ヤル気も失せるわ」
翌日、配達がなかったこともあり、悟空妻がNを指導することに。(もうEに任せておけない!)
なんとそこで、驚くべき事実が発覚しました。
なんとNは温度計どころか時計も読めなかったのです・・・・><
デジタル物はもちろん読めますが、アナログ物になると途端に読めない。。。
さらにどうも算数自体がかなりダメっぽい。
壁にかけてある時計(アナログ)を指しながら、「今10時45分だね。30分後っていったら何時になる?」と聞くと、
N 「12時」
日本だったら小学生も真っ青くらいの珍解答が返ってきます。
何度きいてもこんな調子で、一番おしかった答えで
N 「11時10分くらい」
といった感じ。 いや、くらいって・・・みたいな。
Eの言っていたことがようやく理解できた悟空妻。
こんなNをこのまま雇い続けるかどうか、かなり悩みました。
悟空妻 「Nのこと、どうしよう?」
お釈迦夫 「Eにあれだけ言ったんだから、頑張ったら? 教え方が上手ければ1日で完ぺきになるんだろ??(ニヤッ)」
悟空妻 「(カチーーーーーーン!!!)w`へ´w」
お釈迦夫 「・・・まぁ、それ以外のことはできるんだろ? それなら要所要所はEやYや悟空妻がチェックするようにして、アシスタントみたいな感じで使えばいいじゃないか。どうせ人手はいるようになるんだし、給料は他の子よりも少し安くなるけどそれでもいいかって聞いて、本人がいいって言うなら使い続ければ?」
確かにNはそれ以外のことはできるのです。何でも嫌がらずに笑顔でやってくれるし、よく働いてくれるので、悟空妻もクビにするのは忍びないと思っていました。
じゃ、そういうことで・・・ということでNに話したところ、「はい、全然OKです」ということだったのでそのまま雇い続けることに。
お釈迦夫 「だから言っただろ? Eが可哀そうだって。」
悟空妻 「・・・otz まさか時計が読めないなんて思わなかったし・・・そうならそうとEも言ってくれれば。。」
お釈迦夫 「いやいや、そんなこと悟空妻に言ったって<そんなバカな話があるか!!>みたいになって余計怒られることが目に見えてたから言えなかったんだろ(笑)」
悟空妻 「(グサッ) まぁね・・・」
そういう人もいるということは知っていましたが、聞くのと見るのとでは大違い。
まさに百聞は一見にしかず、の出来事でした。
・・・ごめんね、E ><